新車購入時のディーラーコーティングについて知っておくべき2つのこと
専門店の視点から、ディーラーで新車購入時に施工してくれるコーティングのデメリットを解説いたします。
その時によく聞くのが「値引きの代わりにコーティングをサービスしてもらった」というお話です。
このディーラーがサービスで施工してくれるコーティングですが、専門店から見ると実はあまりおススメできるものではありません。
その理由を解説していきます。
(1) 5年保証は"撥水効果は対象外"。しかも定期メンテナンスを怠ると保証が切れる
ディーラーのコーテイング剤には、よく「5年保証」と書かれておりますが、この保証の内容には注意が必要です。
撥水効果は保障の対象外
まず、撥水効果は保障の対象外です。
しかし、撥水効果は1年も持つことはなく徐々に落ちていきます。保証期間内に水を弾かなくなったからといって、ディーラーは何の対応もしてくれません。
メンテナンスキットによるメンテナンスで撥水効果は復活しますが、十分な撥水性能が実感できるのはメンテナンス直後だけです。当店には「撥水効果が落ちたのでなんとかして欲しい」というディーラーコーティングを施工されたお客さんが多数ご来店されます。
定期メンテナンスを怠ると保証が切れる
また、1年ごとのメンテナンスを受けないと継続して保証を受けられないようになっています。メンテナンスをせずに1年を超すと、5年以内であっても保証が切れてしまうのです。
このメンテナンスですが、使う時期や施工方法など十分な説明がなされておらず、メンテナンスキットを後部のトランクに入れたまま適切にメンテナンスできていない…ということが多いようです。
当店はディーラーコーティングのメンテナンス代行も承ります
「ご自身でされるのが面倒、よくわからない」「プロに任せてしっかりメンテナンスしたい」といった方にのためのメニューを用意しております。専門機材による入念な手洗い洗車の後、お手持ちのメンテナンスキットでコーティングメンテナンスを行います。
また、メンテナンスキットが無い方のために、ほとんどのディーラーコーティングに対応できる質の良いメンテナンス剤を用意しております。
手洗い洗車(他社コーティングのメンテナンス)
(2) 専門店から見ると不十分に見えるコーティング施工技術と手順
弊社代表は、ディーラーで10年以上働いていた経歴があり、ディーラーの内情をよく知っています。
そのディーラーで施工しているのは、ほとんどパート従業員の方でした。パートであっても、しっかりとした知識や研磨の技術を習得していれば問題ないのですが、専門店から見るとその技術は不十分なものでした。
また、コーティング施工前の下地処理もベストとは言えないものでした。
新車と言えば、ピカピカで汚れや傷が一切ないイメージを持たれるかもしれませんが、実は塗膜面に油膜、ホコリ、砂、などの不純物や微小傷がたくさん付着していることが多いんです。青空駐車でシートもかけていない状態で保管されていたものですし、移動中にも汚れは付くからです。
納車前にコーティングを施工する際、ディーラーの店舗に運ばれてきて洗車をします。洗車をしても鉄粉や微小傷は洗車では取れず残ったままです。しかし、そのままコーティングを開始します。コーティング前に鉄粉除去や軽研磨を施工するだけで一段上の仕上がりになるのですが…。
カーコーティングは専門店に任せましょう!
新車であっても、塗装面の状態は様々です。また、お客様の駐車場所等の環境や好みによっても推奨コーティングはかわります。当店はそれぞれ特長のある厳選した高品質のコーティングを数種類用意しており、事前に"お車の状態や色"、"保管状態"、"お客様の好み・ご予算"をチェックし、ベストなコーティングを提案いたします。施工はもちろん下地処理バッチリで一層の輝きをお約束いたします。ご相談だけでも歓迎いたしますので、お気軽にお問合せの上ご来店ください。
ガラスコーティング